2013年10月1日火曜日

『ハイ・コンセプト -「新しいこと」を考えだす人の時代』 ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

【オススメ書籍紹介】『ハイ・コンセプト -「新しいこと」を考えだす人の時代』
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)
(レビュアー:エンジニア 久保田)

今回のRead for Actionのテーマは『キャリアプラン』です。
キャリアについて考える機会はなかなか少ないと思いますが、
それぞれが選んだ書籍を通してそれぞれの未来について考えてみたいと思います。

まずこの本にある次の3つの質問を考えてみましょう。

1.この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
2.この仕事は、コンピュータならもっと早くやれるだろうか?
3.自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?


「1,2の答えがyes、3の答えがnoだとしたらあなたが抱える問題は深刻だ。」と書かれています。
私もこの深刻な問題を抱える1人です。
この質問の回答を考えている時、背筋が凍りました。
今やWebで世界中がつながり、競争相手は世界となり、
自分が仕事で使っているパソコンすら自分の競争相手となる。
自分のやっている仕事はもっと安く、もっと早くできてしまう。
こうなると自分の存在意義が無くなってしまいます。

ただ日本に生きているというだけで、他国より高い給料をもらっていける時代は終わってしまいました。

ではどうすればこの先生き残っていけるのでしょうか。
答えは「右脳主導思考」です。
農業、工業、情報の時代は過ぎ去り、今や「コンセプトの時代」が幕を開けました。
このコンセプトに必要なものが右脳主導思考なのです。

この本では具体的に6つの鍛えるべきセンスを上げてくれています。
1.デザイン
2.物語
3.全体の調和
4.共感
5.遊び心
6.生きがい

詳細は書籍を読んでいただくとして、共通することは
単純作業ではなく機械じゃできないこと
かと思います。

自分はエンジニアですが、ただコードを書くだけではなく、
よりよいサービスのために何ができるのか、自分の得意分野は伸ばしつつ
上のセンスについても今後鍛えていく必要がありますね。
これらを組み込み、自分のキャリアプランを考えていこうと思います。

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