2013年4月24日水曜日

『運動で健康になる人、老ける人』八代直也

『運動で健康になる人、老ける人』八代直也
(レビュアー:エンジニア 福岡)

今回は健康をテーマに書籍を紹介する第3回目、「運動」についてです。
運動をする、イコール健康だっていうイメージ、皆さんにはありませんか?
私はありました。なのでこのタイトルはとても気になりました。

著者はフィットネスクラブのトレーナーをやっており、個人運動指導をしている方で、訪れる人の様々な事例と運動での対処法を紹介しています。
この書籍は「運動をするなら自分に合った運動法で行わなければならない」という事を全体を通して教えてくれています。
自分に合ったというのは身体による個人差、目的などはもちろんありますが、年齢差があるということについてはとても納得しました。

ある人が身体の不調を治す為にフィットネスクラブに訪れたそうです。その人は10年間毎日2時間ほどウォーキングを行なっていて、初めた当初はコレステロール・体重が減り健康になったそうです。
しかし歩き方と靴をみたところ歩き方に癖があり、若い頃は回復していた部分が年をとったことにより疲労として蓄積されてしまい、身体が不調になってしまった事がわかりました。
なので毎日ではなく週5日にすることを勧めたそうです。最初は10年間健康の為と信じてやっていたことを否定されるようで受け入れてくれなかったそうですが、やっていくうちに身体の不調がなくなり、また「やらなければいけない」心の縛りがなくなり、気持ち的にも楽になったそうです。

なんの為にやるのか、それに自分の身体が見合った運動はなんなのか。
そこをシッカリと見定めないと健康のための運動が逆効果になってしまうことがよくわかります。
精神的な疲れが腰などの痛みに繋がったりもするようなので、私も週に1度はヨガの呼吸法などをして心の運動したほうがいいと思いました。
この本を読んだらあなたもあなたに合う運動をきっと見つけられるのではないでしょうか。