2014年1月16日木曜日

『ニンテンドー・イン・アメリカ』著:ジェフ・ライアン 訳:林田陽子

【オススメ書籍紹介】『ニンテンドー・イン・アメリカ』著:ジェフ・ライアン 訳:林田陽子(レビュアー:エンジニア 福岡)

この書籍はアメリカからみた任天堂の歴史が書かれています。
面白いのはマリオを主軸にしているところです。
著者はゲームジャーナリストで、彼は任天堂について調べてこの本を書いているので主観も入っていますが、任天堂がどのようにして成長していったのかとてもわかりやすいと思います。

おそらく現在知れ渡っているサービスや商品などを築いた企業にはいくつかのターニングポイントがあったと思います。
それは必ずしも好機なわけでなく、むしろことわざにもある火事場の馬鹿力のように、追い込まれてた時に立て直したことが結果として転機となっている、そんな気がしました。
任天堂も、今は代表作であるマリオシリーズの主人公マリオは、アメリカでの最初の仕事で失敗してしまい、その代替案であるアーケードゲーム「ドンキーコング」から誕生しました。
それもアメリカでの仕事はもう失敗できない状況でしたが、ドンキーコングがあたるという確証はどこにもありませんでした。
結果として大ブレイクしましたが、それまでに売れていたアーケードゲームとは趣旨を変える、という一種の賭けだったと思います。そこで人気が出なければきっとアメリカ市場から退いていたんだと思います。

どんな企業でもそうして何度も挑戦と失敗と成功を繰り返して行くんだと感じました。
そしておそらく失敗のほうが多く、その失敗を活かすということもあり、1度の成功がとても大きいのだと思います。
私も失敗をおそれずに挑戦をし続けて成功へ繋げていけるようにしたいと思います。

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