2013年11月12日火曜日

『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』勝間和代

著者 : 勝間和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日 : 2007-04-05
【オススメ書籍紹介】『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』勝間和代
(レビュアー:エンジニア 福岡)

この書籍は著者が実際に行った”勉強法”が紹介されています。
実経験を元にどのように勉強をすると効率が良いか、年収10倍アップに繋がるかが書かれています。

勉強法はもちろん参考になるものですが、私は勉強をするまでのモチベーションの持ち方についてがとても参考になりました。
なんの為に勉強をして、どうやって勉強を長続きされるのかなどが書かれています。
将来こんなことをしたい、こんな風になりたいと思い描いていても、なかなか動かない人はたくさんいると思います。
自分を無理にでも勉強をする状況に追い込む、その一つとして給料の5%〜10%を勉強代に使うということです。
お金をかけたから持ったいない、そんな理由でも十分に続ける理由になるというのです。
それだけのお金をかけるのに躊躇してしまいそうですが、それを先行投資だと思い、将来年収があがればすぐにもとはとれます。

実際私は例えばあまり気に入らない服や鞄でも、買ってしまったらもったいないからと思い使います。
先行投資をするという方法は的を得ているなと思いました。
しかし勉強する内容を間違えてしまうと、それも無駄になってしまいます。
自分が将来どうなるためになんの勉強が必要なのか、しっかり見極めて将来の自分の為に投資したいです。

2013年10月31日木曜日

『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』 ピーター・モントヤ ティム・ヴァンディー

【オススメ書籍紹介】『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す』 ピーター・モントヤ ティム・ヴァンディー
(レビュアー:マーケター 酒井)

「パーソナルブランディング」という概念をご存知でしょうか。
企業が自社のブランディングをするように、
個人も自らのブランディングをすべきだという考え方です。

あなたにはどういう価値があるのでしょうか。
何ができるのでしょうか。
それは価値のあることなのでしょうか。

特にアメリカでは「パーソナルブランディング」という考え方が浸透しています。
日本ではジョブローテーションの一貫で総合職がマーケティングをやったり人事をやったりしますが、
日本で総合職が担っているような仕事がアメリカでは専門化されています。
極端な話をすると新規事業立ち上げの専門家は新規事業立ち上げのために雇われ、
無事に立ち上がった暁には解雇されます。
会社に勤めているというよりもプロジェクトのポジションに勤めているため、
そのポジションが不要になれば当然その会社に居場所はなくなります。

このため、自分が何をできる人間なのかを明確にし、
労働市場で価値をアピールし続けることが死活問題になってくるのです。

これはアメリカの話だから関係ない、と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。
アメリカの会社も元々は年功序列・終身雇用に近い考え方をしていました。
それでは回らなくなってきたので経営学者や組織論者が色々と考えて成果主義や契約社員がマジョリティになってきたのです。
日本もちょうど回らなくなってきたところです。
今後の日本の労使関係を占うことはそんなに難しいことではありません。

「あなたには何ができるんですか?」
「部長ができます」
という中途採用面接の笑い話は有名ですが、
パーソナルブランディングができていないとこれと大差ない受け答えしかできなくなってしまいます。


本書はそんなホットな「パーソナルブランディング」の指南書です。

・どのようにして自分の強みを見極めたら良いか
・どうやってその強みを磨いていけば良いか
・磨いた強みをアピールするためにどうしたら良いか

内容に純文学のような厚みはありませんが、役に立つことが載っています。
私は9ヶ月前にこの本を読み載っていたことを愚直に実践しました。
自分の強みを明確化したり、個人の名刺を作ったり、パーソナルパンフレットを作ったり、といったことです。

この活動のおかげで手にできたチャンスは少なくありません。
面白いプロジェクトに誘いを受けたり、
新しい事業の立ち上げのマーケティングを頼まれたり、
今後一緒に仕事をできるかも知れない人を引き合わせてもらえたり、
会社に役員としてジョインすることを求められたりというような成果につながりました。
会社員としてではなく、個人として活躍できる場が世の中にはたくさんあります。
それらの活動を通してよりパーソナルブランディングを強化することができます。

パーソナルブランディングを実践することはすごく面倒くさいです。
でも、やるのとやらないのとでは大きな違いを生みます。
本書を読み、ぜひ週末を潰してパーソナルブランディングに励んでみてください。

2013年10月16日水曜日

『生まれ変わっても、この「仕事」がしたい』 堀田 孝治

【オススメ書籍紹介】『生まれ変わっても、この「仕事」がしたい』 堀田 孝治
(レビュアー:デザイナー 伊波)

キャリアプランについて、私はあまり深く考えたことがありませんでした。
時間がなくて考えている暇がないという訳ではなく、自分自身がこれからどうなりたいのかという意思が特になく、ただ仕事をしていくことである程度満足してしまっていたのです。

この本は、はじめにキャリアについて考えることの重要性を説いています。
そして「自分の望むキャリア」の発見方法、そのキャリアを実現するための方法などが解説されています。
解説がとても分かりやすくて、本を読んでいるというよりも個人のブログを読んでいるような親近感があり、「行動にうつしてみよう」とポジティブな気持ちになれる本です。

「何がしたいか分からない」という悩みは、特に若い世代だとよくある悩みだと思います。私も深く考えてはいなかったにしろ、ふとしたときに「本当にこの仕事がしたいのだろうか」と思うことがあります。
小さな子どもが「お花屋さんになりたい」「サッカー選手になりたい」という漠然とした夢を持つのと同じように、「WEBで何かを作る仕事がしたい」と幼い頃から思っていたせいか、10代半ばから他のものは向いていないと思い込んでいる節がありました。それが視野を狭めているのではないか、他に自分の望む仕事が別にあるのではないか、そう考えながらも目をそらしていました。

本で紹介されている望むキャリアの発見方法のなかで、私が一番やってみておもしろいと感じたものが「30分の制限時間以内にやりたいと思ったことをとにかく書き出す」というものでした。
実際に行動している訳ではない今でも思い浮かべるだけでやりたいことがたくさんある上、ただ思い浮かべただけなのにワクワクしてくるのです。
本当に自分が望んでいる、生まれ変わってもやりたいと思える仕事は、きっとこのワクワクの中にあると感じました。

私のようにキャリアについてあまり考えたことのない若い世代にも、何年もキャリアを積み重ねた方にもおすすめしたい1冊です。

2013年10月1日火曜日

『ハイ・コンセプト -「新しいこと」を考えだす人の時代』 ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)

【オススメ書籍紹介】『ハイ・コンセプト -「新しいこと」を考えだす人の時代』
ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)
(レビュアー:エンジニア 久保田)

今回のRead for Actionのテーマは『キャリアプラン』です。
キャリアについて考える機会はなかなか少ないと思いますが、
それぞれが選んだ書籍を通してそれぞれの未来について考えてみたいと思います。

まずこの本にある次の3つの質問を考えてみましょう。

1.この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
2.この仕事は、コンピュータならもっと早くやれるだろうか?
3.自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?


「1,2の答えがyes、3の答えがnoだとしたらあなたが抱える問題は深刻だ。」と書かれています。
私もこの深刻な問題を抱える1人です。
この質問の回答を考えている時、背筋が凍りました。
今やWebで世界中がつながり、競争相手は世界となり、
自分が仕事で使っているパソコンすら自分の競争相手となる。
自分のやっている仕事はもっと安く、もっと早くできてしまう。
こうなると自分の存在意義が無くなってしまいます。

ただ日本に生きているというだけで、他国より高い給料をもらっていける時代は終わってしまいました。

ではどうすればこの先生き残っていけるのでしょうか。
答えは「右脳主導思考」です。
農業、工業、情報の時代は過ぎ去り、今や「コンセプトの時代」が幕を開けました。
このコンセプトに必要なものが右脳主導思考なのです。

この本では具体的に6つの鍛えるべきセンスを上げてくれています。
1.デザイン
2.物語
3.全体の調和
4.共感
5.遊び心
6.生きがい

詳細は書籍を読んでいただくとして、共通することは
単純作業ではなく機械じゃできないこと
かと思います。

自分はエンジニアですが、ただコードを書くだけではなく、
よりよいサービスのために何ができるのか、自分の得意分野は伸ばしつつ
上のセンスについても今後鍛えていく必要がありますね。
これらを組み込み、自分のキャリアプランを考えていこうと思います。

2013年9月3日火曜日

『ザ・チーム』齋藤ウィリアム浩幸

【オススメ書籍紹介】『ザ・チーム』齋藤ウィリアム浩幸
(レビュアー:マーケター 酒井)

あなたが所属しているチームは"良い感じ"でしょうか。
お互いに批判し合ったり、特定の人物が音頭を取って、残りの人はついていくだけの構図にはなっていないでしょうか。

アメリカの大学からベンチャーを立ち上げ、その後もアメリカでいくつかの事業を手がけた著者が日本に対して持った違和感は、「チーム」という概念そのものが不在であったことでした。
チームというのは言うまでもなく、協力することによって個人よりもずっと早く質の高い結果を生むためにあります。
このチームが日本ではまともに機能していない、というのが著者の指摘です。

チームが本来の目的を達成するためにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは目的を共有することが欠かせません。メンバーそれぞれが違うゴールを目がけていては、例えばディスカッションしてもただ声が大きいだけの人の意見が通ってしまいます。

次いで、お互いに尊重し合う必要があります。個人には得意なことも苦手なこともあります。
例えばものづくりが得意な人とマネジメントが得意な人がチームを組むから、お互いの強みを活かして良いアウトプットが生まれます。
ここでものづくりが得意な人が、マネジメントが得意な人に対して、「ものづくりができないやつに指示されたくない」というような思いを持ってしまうとチームは成立しませんが、あなたの身の回りでもこのような他人の批判が日常的に行われているのではないでしょうか。
反面でマネジメントが得意な人は、ものづくりが得意な人に対して、「もっと責任を持ってほしい」と思うことがあります。ものづくりが得意な人はある一定の作業範囲を任されるわけですが、仕様が漏れているところを先に確認したり、テストをしたりと、どこまでが責任の範囲になるのかで意識がずれる現象です。ものづくりが得意な人もある意味、自分の作業内容をマネジメントする必要があるのですが、マネジメントが得意な人はこれを強く求める傾向にあります。
しかし、お互いに不得意な部分をあげつらい合っているだけではチームは成長しません。
最初に本人も自分ができない部分を認め、チームメンバーもその人に弱点があることを肯定的に認める必要があります。
そうすると、一緒にどこまで早く良いものが作れるか考えることができるようになります。チームとして一体になります。


誰しも一度や二度は"良い感じ"のチーム活動をしたことがあるのではないでしょうか。
例えばスポーツは目標の共有が比較的容易なのと、個々に求められる能力に類似点があるので、"良い感じ"のチーム活動になりやすいと思います。
私も少ないながら、その貴重な体験をしたことがあります。
あのチームを再現するためには、目標の共有とお互いの尊重が鍵になってきます。
あなたのチームを"良い感じ"にするためのノウハウが、この本には詰まっています。

2013年8月21日水曜日

『世界一やさしい問題解決の授業』 渡辺健介

『世界一やさしい問題解決の授業』 渡辺健介
(レビュアー:デザイナー 伊波)

今回は社会人基礎力の中の「アクション」についての本です。

「社会人」としての基礎力をテーマにしていますが、この本は今まで紹介した本とは違い、子どもを対象として書かれています。
内容としてはタイトル通り、問題解決の方法を優しく説明しているものです。
小学生の教科書のように物語と共に学べる形式になっており、見ているだけで楽しくなるようなポップな図解が多く、とても分かりやすく読みやすい印象を受けました。
他の本などで問題解決についての知識を得ていない状態ならば、大人でも十分読む価値のある本だと思います。

この本では問題にぶつかった子が問題を解決する為の行動を追いながら、その方法を解説しています。
問題についてしっかり考えて目的を決める、さまざまな方法を用い状況を分析する、そこから問題解決に必要な行動を考え、行動するといった流れです。
自分1人ではできない案でも他の人に協力してもらうことで実行に結びつけたりして、見事に問題を解決します。

「目的を達成するためにはどのような行動を取るべきか考える」ということは、言葉にすると当たり前のことだと感じます。
ですが、そのプロセスや導き出された結果を振り返ると、本当にしっかりと問題の解決ができていたでしょうか?
私は、特に効果のない行動を繰り返したり、短期的には解決しても長期の解決には結びつかないその場限りの解決策を講じたりしていたことが何度もあります。
しっかりと目的を決め、状況を把握し、どうすれば目的を達成することができるのか?これらのことを何も考えずに行動していた訳ではありませんが、どこかが中途半端になってしまっていました。

今の私は「社会人」としては消極的な部類に属していますが、プライベートである趣味の場では驚くほど積極的になります。特に意識して考えなくても、経験から目的に対し解決する為の方法を導き出すことができるからです。
つまり、問題解決のイメージができていない、自信がないために行動することを踏みとどまってしまいます。
この本を読んで問題解決の方法を学び身につけることが、私にとって「社会人」として前に踏み出す力の基盤になるのではないかと感じました。

2013年8月5日月曜日

『イシューからはじめよ』安宅和人

【オススメ書籍紹介】『イシューからはじめよ』安宅和人
(レビュアー:エンジニア 久保田)

書籍紹介チーム「社会人基礎力」編。今回の話題は「シンキング」です。

本書のはじめに
・悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える。
という節があります。
ここでは「悩む」と「考える」は違うものだということを教えてくれています。
ではどう違うのか、本書を引用してみます。

"「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」= 「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること"

この「答えが出る」の部分が非常に重要で、答えがでる問題のことをこの本では「イシュー」と定義しています。
「イシュー」を適切に設定することで、無駄のない思考が可能になります。

イシューは以下のように思考をブレイクダウンすることで設定することができます。
"「何に答えを出す必要があるのか」という議論からはじめて
「そのために何を明らかにする必要があるのか」という流れで分析を設計していく。"

そして適切なイシューが設定できたら、あとは仮説を立てて検証していきます。
この行為こそ「考える」ということそのものなのでしょう。

イシューを設定することは経験的にもとても難しいとおもいます。
まず何について考えているのかよくわからなくなってしまい
無駄に時間を過ごすということはすぐに思いあたります。
つまりただ「悩んで」時間を無駄にしていたわけです。

プロのエンジニアである以上、ただ闇雲に時間を過ごすことは許されません。
お客様の要望を如何に実現するか、言われた仕様をただ実装するだけでなく、
真に解決したい問題とはなんなのか考え、もっと良い物があれば提案する。
イシューに注目することでそういった価値が発揮できるのでは無いかと思います。

イシューの設定方法、仮説、検証の部分に関しては
本書でも様々なツールをや技術を紹介してくれています。
問題をダブりもモレもなく分解する「MECE」だったり、
結論とそれをささえる要点で構成されたピラミッドストラクチャーだったり。

「考える」とは「技術」ですので
練習すれば誰でも習得できるとのこと。
まずはできるところから。練習あるのみです。
悩むのではなく、ちゃんと考えられるようになりたいものですね。